英語長文の難易度の壁

大学入試英語長文の難易度の壁をご存知でしょうか?

高校入試などの英語長文は、「訳せれば解ける」というレベルのものがほとんどです。
大学入試では、いわゆるGMARCHレベルの大学までは「訳せれば解ける」というレベルが多いと思います。
センター試験もこの範囲内にあります。

もちろんこれらのレベルでも和訳できることにとどまらないで文脈に着目すると解きやすくなりますから、文脈理解を助ける接続詞などに着目した読み方など、和訳以上のものもあると得点は上がります。得点は上がりますが、必要不可欠なものではないですね。

しかしそれ以上のレベルの大学となると、和訳できても理解できないもの解けないものが増えてきます。
和訳できることよりも論理への着目や論証過程の濃淡の理解が必要となります。
現代文が「日本語が読めれば解ける」問題ではなく「主張の理解や論証過程の理解」によって解けるものであるように、英語も主張や論証過程の理解が必要になります。和訳以上のものが不可欠なのです。

以前はこのレベルの長文を出すのは私大では早稲田や慶應だったのですが、数年前から立教もこのレベルの問題を出すようになり、ここ1,2年でもしかしたら法政がこのタイプに移行しようとしているのかなと、感じます。

このレベルへ対応するには、まず基礎として構文解析ができること、複雑な構文も読み取れること。
それができたうえで、論証過程に着目した読み方を習慣化する必要があります。

これは知識というよりも、読むプロセスや思考プロセスの習慣ですから、講義や参考書ではなかなか身に着けられないかもしれません。そんな場合は、私たちスクラムnextもサポートしております。
私たちは読むプロセスを1対1で個別に見て、プロセスの習慣化までサポートする指導を行っています。

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英語の歌詞を訳してみよう

高校2年生で英語がとてもできるようになった生徒がいます。
去年の9月から毎日通ってくれて、英語の基礎から始め、今では最難関大学の入試長文も難なく読みこなせるレベルになりました。

でも、そんな生徒でも苦手な部分があります。
口語的な表現。
高校のテキストや大学受験の問題集に出てくるような口語表現はスラスラなんですが、そこに載らないような表現や省略が苦手。

ということで。
もう最難関レベルの文章なら読みこなせるようになったし、次は論証構造の把握へとすすみながら、
もっと自然に英語を理解できるようになるため、省略にも強くなるため、生徒の知っている英語の歌の歌詞とかドラマのセリフの和訳もやってみることに。

その高2女子の生徒がいま持っているものを使って、ディズニー映画の歌詞から。
初めに去年流行った「Let it go」 ストーリーを踏まえながら訳していきます。
その次に「jingle bells」 次に「whole new world」 次に[part of your world」とやってきています。

はじめてまだ2週間ほどですが、省略や英文の内容のイメージ化など、鋭くなってきています。

教わっている生徒も楽しそうだし、教える私も、とっても楽しい。
「もうすぐ英文精読を終えて論証構造把握へ移行するよ。」と言ったら、
「そっかぁ、英文の精読、結構好きだったけどなぁ。」って言ってくれたし。

長文では自分たちと考え方の違う考え方とか、アイデンティティのこと、科学のこと、経済のこと、、、いろんなテーマを読みます。
普段の学習は学問や社会を見る目の”基礎”でしかありません。スポーツの筋トレのようなものかもしれません。だから、勉強の内容は、自分が住んでいる世界とどこか違う世界のことであったり、かけ離れたことであるように感じてしまいます。そのために数学などは興味が湧かない生徒も多いのかもしれませんが。。。もちろん、この基礎無くしては視野は狭いままでしかありません。学ぶことなくしては、普通に感じることや目で見える範囲内でしか視野は広がりません。目の前にある空気だって見ることができないのが、人間の”感覚”ですから。毎日使っているスマホの電波も見えないのが私の目ですから。だから、学習は世界を広げるために不可欠な、とても大切な教養なのです。その先に、広い世界が広がっています。
数学者や物理学者にとって、数式は言葉です。数式をとして世界を見ることができます。どんなに遠くの世界も、どんなに小さい世界も、現代の科学者もまだ知らないような複雑に影響しあう大集団の世界も、中学や高校で学ぶ基礎の先にあります。それが技術になれば、未来の世界が作られます。
教養を知り、色々な考え方や視点を知り、それがコミュニケーションになれば、人類がその誕生以来解決できないような問題も、感情や感覚と知性だけでは解決できなかった問題も、解決できる未来が作られるかもしれません。
これらは全て、今の勉強の先に広がっています。

でも、普段の勉強の世界はどこか離れた世界のことのように感じられてします。英語長文では、基礎では得られない生きた知識などを学ぶことができて、小さいころの知的好奇心にあふれていた頃のように、学ぶこともできるのかな。。。そんな風にふと思いました。

こんな風に勉強できると、楽しいですね。

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参考書の紹介:英文解釈教室 入門編

今日は私たちが良く使う参考書・問題集の中から英語の始めの1冊について

今日の1冊は「英文解釈教室 入門編」 伊藤和夫 著


この本、昔からある古い本です。
著者の伊藤和夫氏は大学受験の英語教師では非常に有名な方。
難関大を目指した方では、50代の方でも知っているかもしれません。

古い本ですから、内容も古い。とくに英文が古い。。。
そんな古いものは使い物になるのか?
と思われるかもしれませんが、

これが非常に使いやすい。
英語の最初の1冊に私たちは採用することが多い。
最初の1冊と言っても、高校英語を学ぶ最初の1冊です。
ですから、高1または中高一貫校なら中3くらいの生徒に採用しています。

何がそんなに使いやすいのかというと、
まずシンプル。

一見するとそんなにシンプルではないと思われるかもしれませんが
1冊の中でこの本で何を身につけて欲しいからが統一されていて、
あれもこれもと欲張りに盛り込んでいない。

最近の参考書では、あれもこれも盛り込んでいて、
確かに色々と書かれてはいるけれど、
1つ1つが浅く、あっさりとしていたりするものも多い。
また、身につけて欲しい内容はシンプルなのに、例として挙げられている
英文が難しかったり、単語が難しかったりで、
学ぶ人は難しい単語などに目がいってしまい、
その章でのテーマに目がいきにくくなるものも多く、
一体何を意識して作ったのか?と感じる者も少なくありません。

英文解釈教室は
あれもこれもとは入っていませんが、
この入門編では特に英文を読む上で、非常に大切な英文構造を
理解すると言うことにフォーカスしています。
最初にやってしまって、構造に目がいくようになることで、
理解が非常にスムーズになります。

最初の方の部分では品詞の役割を通して
5文型を身につけることが大切になります。
この5文型、多くの高校生はテキトウにするーしてしまっている部分ですが
非常に大切。

別に第何文型という数字が分からなくていい。
でもSVかSVCかSVOOかSVOCかが分かることは非常に大切です。
英語を理解するときは“は”とか“を”とか“に”とかをしっかりと補って読むことが大切。
それを補う時に欠かせないのがSVOとかSVOOとかです。

たとえばSVOは
SはOをVする
みたいな。

ここでSやOやCを見分けるのに品詞の役割が役立ちます。
だから品詞と文型をまず身につけます。

そしてSやVやOやCなどの文の主要素の次に
修飾部分の学習。

修飾部分の見分け方、修飾の役割。
修飾というと、ある物や事をかざったり説明するものと理解している生徒が多いのですが、
そこにある物を事を“限定”するという役割があることに気づいていない生徒も多くいます。
そういったことに気づかせてくれます。

そして、今度は品詞から句、節を広げていきます。
でも名詞句や名詞節なら基本的には名詞の役割を持っていますから、
それを知る必要があるのは、文型を知るため。
文型が分かれば“を”や“に”を適切に挿入できます。

また、各品詞の役割が分かっていれば、
たとえば試験の会場で分からない単語が出てきた場合でも、
“を”や“に”を適切に補えていれば、
推測するための非常に有効なサポートの1つになります。

こういったことが最初から最後まで、統一されて書かれていて
1冊をやりとおすうちに、身に着くように書かれています。

この本を通して身につけることは
英文を読む上でこの上なく重要なもので、
重要であるがごく少数のこと。
ごく少数のことが、あの側面この側面と色々な側面から書かれています。
そのために、ああこれもあれと同じか、これはあっちと同じかと気づけるでしょう。

でもこの少数のことが見抜けていない高校生が大半なのも事実。
そのような生徒の場合、私たちはまずこの本を採用しています。

ただ、ちょっと説明が淡白で、各章のテーマや章ごとがどう結びついているかが
1人で読むには難しいかもしれません。
それだけが難点です。

今日ご紹介した「英文解釈教室 入門編」
正確に英文を読むために非常にパワフルな参考書です。







大学入試:英語長文これからできること

 センター試験を終え、初めての本番を終えて
「本番になると思ったより実力が出ない・・・」
と思った人も少なくないかもしれません。

でも、まだまだ本番はこれからです!

今日、生徒と話していると、英語長文が本番になると練習のときより全然時間が足らない!
と感じた生徒がいました。

私大の入試まであと1週間半ほど。
このままじゃヤバイ、残りの時間で読むのが速くなるかなぁ。。。
というのが今日の教室での話題。

冷静に考えれば、もちろん残りの1週間半という時間で英文を読む速度そのものを速くするのはほぼ不可能です。

でも、対策はできます。

英文を読む速度そのものを速くするのではありません。
これから過去問に取り組むことでしょう。
そのとき、分からなかった表現や文章を復習するのはもちろん、
解答の日本語訳をしっかり読んでください。
そして、英語長文で議論されているトピックスをしっかりと覚えて下さい。
第一志望の大学の過去問でも、併願校の過去問でも同じように。

トピックスが頭に入ってると、英文を読む速度そのものは速くなくても、
ずいぶんと速く読み進められるます。
これなら、残り1週間半でも十分な時間があります。

同様に現代文も。

もし、それ以外にもトピックを頭に入れておきたいと思ったら
こんな参考書でパパっと入れてしまうのもお勧めです。
TOEIC用ですが、最近の大学受験では似たようなトピックスも少なくありません。


現代文ではこれ。でもこの本をこれからやるとなると、少しキケンかもしれませんが・・・

小論文の本ですが、現代のアカデミックな常識を学ぶのに適しています。ただしかなり上位校向け。
自然科学の記述には少し違うかなと思える個所がもありますが、大枠はつかめると思います。
GMARCHレベル以下でしたら、これではなく、過去問の方がいいと思います。


入試本番まであと少し。
こんな風に、この時期でもできる、この時期だからできる対策、実力向上の秘訣があります。
まだまだ諦めるのは早い! がんばろ!! 受験生たち!!

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